無能が恥でなくなった時代に生きる

ネットを通じてリテラシーが上がってきたためか、無能はやっぱり恥だよねという空気がジワリと出てきた気がするので、「バカについて考える」に再改題しようかな、とか考えています。

被爆者の人に訊いてみたいこと

 

クロ現「ヒバクシャの声が届かない」

 

語られるストーリーが定型的・画一的である みたいな意見がチラッと紹介されていたように思うんですが。

 

被爆者がみんながみんな「戦争」というある種抽象的な概念に対する反対意見で一致しているとも思えないのですよ。

 

単純に、こんなひどいことをできるアメリカ人が単純に憎い、とか、

軍の連中や政府があんたがたに何をしでかしたのかは知らんが、それはそれ、これはこれだろう。アメリカ人はやはり鬼畜なのである。 ……とか。

 

そういう気持ちはありませんか?

もしくは被爆者コミュニティの中でそういう意見は出てこないのでしょうか?

 

この辺りは、是非とも訊いてみたい気がするのですね。

 

ナマの人間なのであれば、そういう憎悪ややるせなさみたいな感情にこそリアリティがあろうし、であるからこそ共感できるのであろうし、納得もできようものであろうと思うわけです。

 

直接的なアメリカに対する憎悪なき被爆体験物語は、悲惨な現実の語りである一方で、ある種のきれいごとに塗り固められているという欺瞞性が、ストーリーテリングの巧拙にはうるさいが、想像力にも共感力にも欠ける現代の若年層の心へリーチできていない要因なのではないでしょうか。