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無能が恥でなくなった時代に生きる

ネットを通じてリテラシーが上がってきたためか、無能はやっぱり恥だよねという空気がジワリと出てきた気がするので、「バカについて考える」に再改題しようかな、とか考えています。

転向者が従前属性の人に対して説教を垂れる独善性とブラック企業


転向者の攻撃性 : クラスチェンジするとクラスチェンジ前の人に対して攻撃的になる


禁煙に成功した人がタバコを吸っている人に「タバコやめなよ」と言う
ダイエットに成功した人が太っている人に「お前もダイエットしろよ」と言う


もともとタバコを吸ってない人、もともと太ってない人はこういうことをあまり言いません。
こういう物言いをするのは、たいてい喫煙者やデブからの転向者です。


彼らにしてみれば、「俺はダメな属性からより良い属性に(苦労して)クラスチェンジしたのだ」という意識があるので、転向後の属性の「良さ」を布教する義務感じみたものを感じているのかもしれません。

人は自分の変化を「進歩」であると考えたいものです。それが「努力」や「苦痛」を伴う変化であればなおのこと。
従って、自分の努力は正しい努力なのであって、その努力をせずに変化前の属性を持ったままの人間を「遅れている」と考えがちです。


しかし、これは独善です。


「変わった」という自覚を持つ人は、「かつての自分」と同じ人に対して、よく言えば「厳しく」、ありていには「攻撃的に」なりがちです。
しかも、「俺と同じ努力をして、俺と同じステージに登ってこい」という、強烈な説教臭さを伴って。




渡邉美樹氏とたかの友梨氏の7年前の激白から探る“ブラックの境界線”とは?
http://bylines.news.yahoo.co.jp/kawaikaoru/20140917-00039165/

↑これを読んでて思ったのは、ワタミさんとかタカノさんにも、同種の臭いを感じるということ。



だいたいこういう人って、経営者なんですよね。

経営者は労働者に「俺と同じ努力をしろ」とは言っちゃダメですよ。
私生活を守りつつ、適切に職務に精励し、雇用者の利益のために勤務する という枠を超えている。

経営者は、失敗したらそれこそ無一文です。日本の場合、多くの場合個人資産まで持っていかれる。しかし、成功したらその成果は青天井です。限界がない。儲ければ儲けた分だけ自分の儲けです。

それに対して労働者は失敗しても、最悪職を失うだけです。そのかわり、成功しても得られるものは、「そういう経営者」から支払われる給与だったりボーナスだったりするだけです。そして、得てして「そういう経営者」は、「お前だけの力で成功したのではないのだから云々」と言って、その儲けを会社全体に振り分けるわけです。まぁ、誰かの儲けをトッパライでそのままソイツに渡しちゃってたら、組織なんてまわりませんけど。

わかるでしょうか。創業社長の「お前も俺と同じ努力をしろ」という要求の独善性が。

夢を与えるふりをして酷使してはいるが、いくらその道で努力しても、その夢が叶うことはないのであります。