無能が恥でなくなった時代に生きる

ネットを通じてリテラシーが上がってきたためか、無能はやっぱり恥だよねという空気がジワリと出てきた気がするので、「バカについて考える」に再改題しようかな、とか考えています。

報復核


http://damage0.blomaga.jp/articles/17040.html

ちょっと自分的に新鮮だった


米国は日本の報復核を恐れている

実際に恐れているかどうかとかは関係なく、
核の不使用という世界的なコンセンサス(*)の例外たりうるのが日本である、と
いうこと。

本筋としては、長年、日本にはアメリカを核攻撃する動機と潜在的能力(国力)があるというアメリカの視点なんですが、見方をズラすとこうなっちゃう。



・世界で唯一、日本だけが「米国を核攻撃する口実」を持っている
  ↓
・日本だけが米国を核攻撃する権利を持っている
  ↓
・アメリカに核撃っても良いのは日本だけ

みたいな。


少なくとも、
・ソ連がアメリカを核攻撃した
・中国がアメリカを核攻撃した
・北朝鮮がアメリカを核攻撃した
・日本がアメリカを核攻撃した
ひとつだけ許すとしたらどれを許す?ってなったときに、高確率で道義的に日本が許されることになる。




自分的にもっと衝撃的だったのは、そういう考え方をこの歳になるまで持ってな
かったってこと。

同胞を核で虐殺された民族であるのに、使用主体である米国への報復という発想
を全く持ってなかった。


なんで自分がそうだったのかをちょっと考えてみた。

・「専守防衛」という日本の防衛戦略を肯定的にとらえている
・太平洋戦争の大教訓として、勝算もないのに総力戦とかしかけちゃダメ
・仮に日米同盟を切って日露中同盟vs米国にシフトしたとして、アメリカに勝て
る気がまったくしない

というわけで、日本によるアメリカの本土攻撃とか想定外のさらに外みたいな感
覚があったわけです。

これも一種の思考放棄で、自分としては恥じなければならないなぁと思ったわけで。

ワールドアドバンスド大戦略で、西海岸上陸作戦ミッションとかあったじゃないか。
そのシチュエーションにどんなに燃えたことか。その感覚が今、蘇ってくる。

いやぁ、あのミッションも無理ゲーでしたけどね。レーダー網が完備されすぎて
て、着上陸がそもそも無理。
西海岸に有力な集結地点が多すぎて、全部叩けない。こっちの戦車クソだし。み
たいな。





(*)一応解説

相互確証破壊(MAD)という考え方が、長らく核戦争を抑止してきました。
核攻撃を受けたら、無条件に自動的に核による反撃を行うシステムを用意しておき、
相手に核攻撃を思いとどまらせることで、自国が核攻撃をされないようにしよ
う、ということです。

つまり、
 先に核を使ってきたら核で報復するよ?
 だからみんな核兵器を使うのはやめようね!
という理屈です。

したがって、各国は戦略核の保有と同時に、「核の先制不使用」を謳っています。
核で攻撃されない限り、我が国は核による攻撃を行いません!という宣言ですね。

つまり、先制核は悪い核攻撃、報復核はきれいな核攻撃、とも言える考え方が浸
透してきている、と見ることができます。